僕の「経験」の向こう側。

体験すること・経験することをかいていき僕の人生がどうかわるのかちょっと楽しみです

わたしの世界一ひどいパパは、本当にひどい。福音館書店よくだしたな・・・。

 

わたしの世界一ひどいパパ ほか二編 (世界傑作童話シリーズ)

わたしの世界一ひどいパパ ほか二編 (世界傑作童話シリーズ)

  • 作者: クリス・ドネール,アレックス・サンデール,堀内紅子
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 2010/11/15
  • メディア: 単行本
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訳者あとがきで

まったくもってひどい話で、この父親に弁解の余地はありません 

 と書いてあるとおり

ほんとうにひどい父親です。

 

すこしネタばれすると

父親は元消防士

報奨金がもらえるからと自分で放火

ばれてクビ

ギャンブルにめざめる

近所でかちつづける

そして近所以外の人に負け続け

麻薬とピストル所持で警察につっかまる。

 

そして

刑務所にいるお父さんに会いに行くはなしです。

 

本当にひどい父親で(笑)

 

しかし

最後の娘さんの一文で

この物語はまた違った一面をみせることになります。

 

うーん・・・・

と考えてしまいます。

 

福音館書店さんは

ひどい話をよくだしたなと思いますが

ここまで考えるような本っているもの

なかなかないかと感心。

 

そして

訳者あとがきの一文がまたいいですね

 

いまこれを読んでいるあなたが、まだ主人公に近い年齢ならば、ぜひ

数年後、数十年後に読み返してみてください。

きった新しい発見があるはずです。(中略)

りっぱな大人がひとりもでてこない三つの物語、どんなふうに受け止めてもらえたでしょうか?

よくわからないところもあったけれどなんだか胸がザワザワする・・・

そんなふうに感じてくれていたら、とてもうれしいです。

 

なんだか胸がざわざわする・・・。

小さいころに価値観が揺さぶられる

という体験はあまりないかもしれません。

 

海賊が正義を語る時代に

本当にひどい大人をみせることで

胸をざわざわさせるこの本は

やはり「福音館書店」がだすべき本なのかもしれませんね。

 

夏休みも終わりますが

ぜひ読んでみてください。

 

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買ってもらえるとうれしいです(笑)