キャリアポルノは人生の無駄だ 感想
朝日新聞出版 (2013-06-13)
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あらすじ
自己啓発書を「キャリアポルノ」と呼び、その依存症が日本の労働環境の特殊性からくることを、 欧米と比較しつつ毒舌とユーモア、実例たっぷりに論じ、疲れぎみの就活学生・若手ビジネスマンにエールを送る。 約4万5千のフォロワー数でビジネスパーソンから絶大な支持を受ける、 ロンドン在住でITビジネスの最前線で働く元国連職員、May_Romaさんの初新書。 facebookで7千以上「いいね! 」が押され、4千以上リツイートされたブログ記事の書籍化。
(amazonより引用)
思ったこと
この本に関しては言えば
人の言葉を借りることにします。
「自己啓発書=キャリアポルノ」説は、2つの重要なことを暗示しているという点で、秀逸な表現だ。一点目は「自己啓発書は、ひとりでこっそり読むべき性質 のものである」ということ。そして二点目は「自己啓発書は、多くの人間(特に男性)にとって必要不可欠なものである」ということ。
(奥野宣之氏のツイートより引用)
この本は
働き方の本であって
自己啓発本については、スパイスのようなものです。
最近の傾向である
自己啓発本の批判的なものに
働き方をプラスした本
ということで、編集者もきっと企画を通しやすかった本
だろうなと思います。
(記事のアクセス等をはじめに書いているあたりも
そのことをちょっと感じさせる)
自己啓発本への批判 というよりは
キャッチ―なタイトルの働き方の本 です。
そういうふうにして考えると
Amazonのコメントが2種類に割れている理由もわかりますね。
「フードポルノ」
英語圏では「ウェブサイトや雑誌、テレビ、広告などで美味しそうな料理や調理する様子を紹介して視聴者・読者の気を引くこと(または、その料理そのもの)」
のことだそうです。
僕も本の感想を書いて気を引こうとしているので
「ブックポルノ」なのかと考えましたが
語感的に問題あるな とおもってやめておきます(笑)。